介護の仕事と一言に言っても、ホームヘルパーやケアマネージャーなど、職種によって必要になってくる資格やスキルはさまざまです。例えば、ホームヘルパーの仕事は、高齢者や障害を持つ方が自立した生活を送れるように、日々の生活での補助を行っていくことが主になります。実際に行う仕事内容は、利用者の自宅を訪問し、ベッドメイキングや洗濯や掃除といった家事を行うことに加え、衣類の着脱や食事の補助といったお世話を行う事が挙げられます。また、必要に応じて、要介護者の代わりに買い物に行ったりすることも業務に含まれるため、アクティブに働く必要があります。
一般的に、ホームヘルパーの役割は、介護者に快適に日々の自立した生活を送れるようにサポートすることがメインになるため、コミュニケーション能力が必要になる仕事だといえるでしょう。特に話をすることによって要介護者の健康状態の把握や、精神状態についても把握することができるため、採用に当たってコミュニケーション能力は特に注目されます。
また、ホームヘルパーの仕事に就く際に必要となってくる資格として、介護職員初任者研修課程を修了することが挙げられます。介護の仕事は他の仕事と比べると、仕事の内容も責任も異なってくるために、どのような仕事をすれば良いのかや、仕事をしていく上での心構えを受講する過程で習得する必要があるのです。介護職員初任者研修は、修了までに130時間の受講が必要になりますが、ホームヘルパーの仕事をスタートするためには欠かせない資格です。